「シャッターを閉めると真っ暗になり、風も通らない」——そんな悩みを解決するのが、採風・通風タイプのシャッターです。スラットの一部が開いてスリット(隙間)ができる構造で、シャッターを下ろしたまま換気や採光ができます。防犯とプライバシーを保ちながら風を取り込めるのが特長です。
本記事では、採風・通風シャッターの仕組み、通常のシャッターとの違い、メリット・デメリット、向いている用途と費用の目安までを解説します。
採風・通風シャッターとは?
採風・通風シャッターは、スラット(羽根板)の角度が変わったり、スラット同士の間にスリットが開いたりすることで、シャッターを閉めた状態でも風や光を通せるようにしたシャッターです。メーカーによって「採風」「通風」「ブラインドシャッター」など呼び方は異なりますが、基本の考え方は共通しています。全閉(隙間なし)と採風(スリットあり)を切り替えて使えるのが一般的です。
通常のシャッターとの違い
一般的なシャッターは、閉めると隙間がなくなり、遮光・遮風・目隠しに優れる一方、換気や採光はできません。採風シャッターは、この「閉めると閉ざされる」という弱点を補い、閉めたまま通風・採光できる点が最大の違いです。
| 項目 | 通常のシャッター | 採風・通風シャッター |
|---|---|---|
| 全閉時の遮光・遮風 | 高い | 全閉モードなら同等 |
| 閉めたまま換気 | できない | できる(採風モード) |
| 閉めたまま採光 | できない | できる(採光) |
| 目隠し・プライバシー | 高い | 採風時も一定の目隠し |
採風シャッターのメリット
① 閉めたまま換気ができる
就寝時や留守時でもシャッターを下ろしたまま風を通せるため、こもった熱気や湿気を逃がせます。夏場の夜間換気にも便利です。
② 採光でき、室内が暗くなりにくい
スリットから光が入るため、シャッターを閉めても室内が真っ暗になりません。昼間の在宅時も快適です。
③ 防犯・プライバシーを保てる
窓を開けずに換気できるので、防犯性を保ちながら通風できます。外からの視線も抑えられます。関連記事「シャッターによる防犯対策」もご覧ください。
④ 台風・防災時の安心感
全閉モードにすれば通常のシャッターと同様に、飛来物や強風から窓を守れます。
デメリット・注意点
- 採風モードでは、全閉時に比べて遮音・気密性は下がる
- スリットが開くため、全閉時ほどの完全な遮光・遮風にはならない(採風モード時)
- 構造が複雑な分、通常のシャッターよりコストが高めになりやすい
- 雨の吹き込みが心配な向き・立地では使い方に注意が必要
※採風モードと全閉モードを使い分ければ、多くのデメリットは軽減できます。用途に合うかを事前に確認しましょう。
どんな場所・用途に向くか&費用目安
採風シャッターは、次のような場所・ニーズに向いています。
- 寝室など、就寝時も換気したい窓
- 留守が多く、防犯を保ちつつ通風したい住宅
- 西日や熱がこもりやすく、夜間換気したい部屋
- プライバシーを守りたい道路沿い・隣家が近い窓
費用は、シャッターの種類や大きさ、か所数によって変わります。当社では、世田谷区で通風・採光型の電動窓シャッター2台の開閉機を交換した施工事例があり、このときの費用は358,600円でした。窓シャッターの修理・交換の事例と費用は「窓シャッターの修理・交換」のページにまとめています。正確な費用は、現地を確認したうえでお見積もりします。
まとめ
採風・通風シャッターは、スラットのスリットによって、閉めたまま換気・採光ができるシャッターです。防犯やプライバシーを保ちながら通風できる一方、採風モードでは遮音・気密がやや下がる、コストが高めといった注意点もあります。全閉モードと使い分けられるため、寝室や道路沿いの窓など、用途に合えば快適さが大きく向上します。導入を検討する際は、専門業者に相談しましょう。
シャッターの修理・点検・交換のご相談は当社にお任せください。東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県に対応しています。現地調査・お見積もりは無料です。まずはお気軽にお問い合わせフォームよりご相談ください。
付録:本記事で使用した専門用語一覧
| 用語 | 解説 |
|---|---|
| 採風・通風シャッター | スラットにスリットができ、閉めたまま換気・採光ができるシャッター。 |
| スラット | シャッターカーテンを構成する横長の羽根板。 |
| スリット | スラット間にできる細い隙間。ここから風・光を取り込む。 |
| 全閉モード | スリットを閉じ、通常のシャッターと同様に遮光・遮風する状態。 |
| 採風モード | スリットを開き、換気・採光を行う状態。 |
| 気密性 | 隙間からの空気の出入りを抑える性能。 |