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費用・比較 約3分で読めます

窓用シャッターの新設について

後付けの条件・費用・種類の選び方まで

窓用シャッターの新設について

台風や強風から窓ガラスを守りたい、空き巣の侵入を防ぎたい、夏場の日差しを遮って室温の上昇を抑えたい——こうしたニーズから、既存の住宅に窓用シャッターを後付けするケースが増えています。新築時にシャッターを付けなかったことを後悔している方も少なくありません。

「窓にシャッターを付けるには大がかりな工事が必要では?」と思われがちですが、現在は既存の外壁に後付けできる壁付けタイプの製品が各メーカーから販売されており、多くの窓に半日〜1日程度の工事で設置が可能です。窓枠の交換や外壁の大幅な改修も不要です。本記事では、窓用シャッター新設のメリット、種類と選び方、後付けの条件と費用を詳しく解説します。

窓用シャッターを新設するメリット

防犯性の向上

侵入窃盗の約6割が窓からの侵入であるとされています。窓シャッターを閉めることで、窓ガラスを割っての侵入を物理的に困難にし、犯罪者に対する強力な抑止力になります。特に1階の掃き出し窓や、人目につきにくい裏手の窓には効果的です。警察庁のデータによれば、侵入に5分以上かかると犯罪者の約7割が諦めるとされており、窓シャッターは侵入に要する時間を大幅に延ばす効果があります。

台風・飛来物からの保護

台風時に飛来物が窓ガラスに直撃すると、ガラスが割れて室内に風雨が侵入し、二次被害が拡大します。窓シャッターがあれば飛来物の衝撃をスラット(羽根板)が受け止め、窓ガラスと室内を保護できます。近年は台風の大型化が進んでおり、窓シャッターの需要は年々高まっています。台風対策については関連記事「台風でシャッターが壊れた時の対処法」もご参照ください。

遮光・遮熱効果

窓シャッターを閉めることで、外部からの日射を大幅にカットできます。夏場のエアコン効率が向上し、電気代の節約につながります。一般的に、窓シャッターを閉めた状態では外部からの熱の流入を約80%カットできるとされています。また、完全な遮光により、シフト勤務の方の昼間の睡眠環境改善にも役立ちます。冬場はシャッターを閉めることで室内の暖かい空気が窓から逃げるのを抑え、暖房効率の向上にも貢献します。

防音効果

窓シャッターは窓ガラスとの間に空気層を作るため、外部からの騒音を軽減する効果があります。幹線道路沿いや線路近くの住宅では、窓シャッターの有無で体感的な静かさが変わります。ブラインド型であれば、スラットの角度を調整することで通風を確保しながら騒音を軽減することも可能です。

窓用シャッターの種類と選び方

種類

特徴

価格帯

おすすめ用途

手動スラット型

最もシンプル。手で上げ下げする。

安い

コスト重視・使用頻度の低い窓

電動スラット型

リモコン操作で開閉。高齢者や使用頻度の高い窓に。

中〜高

メイン居室の掃き出し窓・2階の窓

ブラインド型(採光タイプ)

スラットの角度を調整でき、閉めたまま光や風を取り込める。

中〜高

リビング・光を取り入れたい窓

電動ブラインド型

ブラインド型の電動版。角度もリモコンで調整。

高い

利便性と採光の両立を重視

素材の選択:アルミ vs スチール

窓用シャッターのスラットは、アルミ製が主流です。アルミはスチールに比べて軽量でサビに強く、住宅の窓サイズであれば十分な強度を確保できます。カラーバリエーションも豊富で、外壁の色に合わせた選択が可能です。スチール製はアルミより強度が高いものの、重量があり手動での開閉が重くなるため、窓用では一般的ではありません。沿岸部など塩害のリスクがある環境では、アルミ製を選ぶことで長期間サビを防ぐことができます。なお、素材選びに迷ったら、設置業者に環境条件を伝えて相談するのがおすすめです。

後付けの条件と工事の流れ

後付け可能な窓の条件

窓用シャッターの後付けには、窓の上部にシャッターケース(BOX)を取り付けるスペースが必要です。一般的に、窓の上端から軒天(天井面)までに10cm以上の空きがあれば設置可能です。薄型のシャッターケースであれば、8cm程度のスペースで設置できる製品もあります。また、窓の両側にガイドレールを固定するための壁面が必要です。窓のすぐ横に柱や雨樋がある場合は、レールの取付位置に工夫が必要になります。設置の可否は現地調査で判断しますので、まずはお気軽にご相談ください。

外壁の材質がサイディング、モルタル、ALC、コンクリートであれば問題なく取り付けられます。タイル張りの場合はアンカーの打ち方に工夫が必要になることがあります。また、外壁に断熱材が入っている場合は、ビスの効く下地の位置を確認する必要があります。なお、窓の形状が特殊(アーチ型や円形)な場合は取り付けが難しいケースもあるため、事前の現地調査が重要です。

一般的な工事の流れ

工事はおおむね以下の流れで行われます。まず現地調査で窓のサイズや外壁の状態を確認し、最適な製品を選定します。製品の発注から納品までは通常1〜2週間程度かかります。施工当日は、窓の上部にシャッターケースを取り付け、両側にガイドレールを固定します。スラットカーテンをレールに通して巻取りシャフトに接続し、電動の場合はモーターの取り付けと電気配線を行います。最後に動作確認・調整をして完了です。工期は1窓あたり半日〜1日程度で、室内での作業はほとんどないため、日常生活への影響は最小限です。電動シャッターの後付けについては、関連記事「電動シャッターは後付けできる?」でも詳しく解説しています。

新設・後付けの費用目安

窓のサイズ

手動スラット型

電動スラット型

腰高窓(W900×H900mm程度)

60,000〜100,000円

120,000〜180,000円

掃き出し窓(W1800×H2000mm程度)

100,000〜160,000円

180,000〜280,000円

大型掃き出し窓(W2700×H2200mm程度)

140,000〜220,000円

240,000〜380,000円

※上記は製品代+取付工事費の目安です。電動の場合、電源配線工事(20,000〜50,000円)が別途必要になるケースがあります。ブラインド型は上記に20,000〜50,000円程度加算されます。複数の窓にまとめて設置する場合は、1窓あたりの工事費が割安になることがあるため、複数窓の同時施工がおすすめです。なお、自治体によっては防災・防犯を目的としたリフォームに補助金が出る場合があります。お住まいの自治体の補助金制度を確認してみることをおすすめします。

窓用シャッター選びの注意点

正確なサイズ計測が不可欠

窓用シャッターは窓の開口サイズに合わせてオーダーメイドまたはサイズ選定されます。計測ミスがあると取り付けられない、隙間ができるなどの問題が生じるため、必ず専門業者に現地調査と計測を依頼してください。特に外壁の厚みや窓枠の出幅など、素人では見落としがちな計測ポイントがあります。ご自身で大まかなサイズを測っておくと業者との打ち合わせがスムーズに進みますが、最終的な計測はプロに任せるのが安心です。

マンションの場合は管理組合の許可が必要

マンションやアパートの場合、窓の外側は共用部分に該当するため、窓シャッターの設置には管理組合の許可が必要です。管理規約で外観の変更が制限されている場合は、設置ができないケースもあります。一方、管理組合主導で建物全体に窓シャッターを一斉設置する事例も増えています。まずは管理組合に相談し、設置の可否と必要な手続きを確認しましょう。

防火地域での設置制限

建築基準法で防火設備が求められる場所(防火地域・準防火地域の延焼のおそれのある部分)では、窓シャッターに防火性能が求められる場合があります。防火仕様のシャッターは通常品より費用が高くなりますが、法規制を満たす製品を選ぶ必要があります。お住まいの地域が防火地域に該当するかどうかは、自治体の都市計画課やお近くの建築士に確認できます。当社でも防火仕様の窓シャッターを取り扱っております。

まとめ

窓用シャッターの後付けは、多くの住宅で半日〜1日の工事で実現できます。防犯・防災・遮光遮熱・防音と多くのメリットがあり、特に台風対策や空き巣対策として年々注目が高まっています。費用は窓のサイズや手動・電動の選択によって異なりますが、手動スラット型であれば1窓あたり6万円〜16万円程度で設置可能です。投資に見合うだけの安心と快適さを得られる設備です。

手動か電動か、スラット型かブラインド型かは、予算・使用頻度・設置場所によって最適な選択が変わります。特に2階以上の窓や、高齢の方がいるご家庭では電動タイプが便利です。当社では窓用シャッターの現地調査とお見積もりを無料で承っておりますので、まずはお気軽にご相談ください。

シャッターのことなら当社へご相談ください

シャッターのトラブルやお悩みは、当社にお任せください。現地調査・お見積もりは無料、即日対応も可能です。まずはお気軽にお問い合わせフォームよりご相談ください。

▶ お問い合わせはこちら:https://kanto-shutter.info/

付録:本記事で使用した専門用語一覧

用語

解説

スラット

シャッターカーテンを構成する羽根板。窓用はアルミ製が主流。

シャッターケース(BOX)

スラットを巻き取る機構を内蔵したケース。窓上部に設置。

ガイドレール

窓の両側に設置される縦レール。スラットの走行を案内。

巻取りシャフト

シャッターケース内の回転軸。

開閉機(モーター)

電動シャッターの駆動装置。

ブラインド型

スラット角度を調整でき、閉めたまま採光・通風が可能なタイプ。

掃き出し窓

床面まである大型の窓。バルコニーや庭への出入りに使用。

腰高窓

腰の高さ程度に設置された窓。

防火仕様

建築基準法の防火設備基準を満たすシャッター。

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