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防災・防犯・保険 約3分で読めます

災害時に役立つシャッターの役割

台風・大雪・水害・火災からあなたの住まいを守るシャッターの防災機能

災害時に役立つシャッターの役割

シャッターは防犯設備としての印象が強いですが、実は自然災害から建物や住人を守る「防災設備」としても大きな役割を果たしています。台風、大雪、雹、水害、火災といったさまざまな災害に対して、シャッターは窓ガラスの破損防止、飛来物の侵入阻止、浸水の軽減など、多面的な保護機能を発揮します。近年の気候変動に伴い、台風の大型化や集中豪雨の頻発が報告されており、住宅の防災対策としてシャッターの設置を検討する方が増加しています。

本記事では、災害の種類ごとにシャッターがどのような防護効果を発揮するかを具体的に解説し、防災を意識したシャッターの選び方やメンテナンスのポイントについても紹介します。窓用シャッターの新設をご検討中の方は、関連記事「窓用シャッターの新設について」もあわせてご覧ください。

台風・強風からの保護

シャッターの防災機能として最も広く知られているのが、台風や強風時の窓ガラス保護です。台風時に最も危険なのは、強風で飛ばされた物体(瓦、看板、木の枝、砂利など)が窓ガラスに衝突して破損するケースです。窓ガラスが割れると、強風が室内に吹き込み、室内気圧の急上昇によって屋根が吹き飛ばされるなど、建物全体に壊滅的な被害が及ぶ可能性があります。シャッターを閉めておくことで、この飛来物による窓ガラスの破損リスクを大幅に低減できます。

シャッターの耐風圧性能は製品によって異なり、一般的な住宅用シャッターは風圧1,200〜1,600Pa(パスカル)程度に対応しています。これは秒速40〜50メートル程度の風に相当し、大型台風の暴風域でも一定の保護効果が期待できます。ただし、耐風圧性能を超える風圧がかかった場合はスラットの変形や脱落が発生するため、地域の台風リスクに応じた製品選定が重要です。台風でシャッターが破損した場合の対処法については、関連記事「台風でシャッターが壊れた時の対処法」をご参照ください。台風の接近が予想される場合は、事前にシャッターの開閉動作を確認し、ロックが確実にかかることを確認しておくことが大切です。

実際の災害事例としては、2019年の台風15号により千葉県で広範な被害が報告されていますが、シャッターを設置していた住宅では窓ガラスの破損被害がほぼなかったという報告があります。一方、シャッターがない住宅では飛来物による窓ガラス破損が続発し、その後の雨漏りや追加被害にまで波及したケースが多く報告されています。強風対策としてシャッターを設置することの有効性は、過去の大規模台風被害のデータからも明確に示されています。地域の台風リスク評価については、気象庁やお住まいの市区町村が発表するハザードマップを参考にして、必要な耐風圧性能を決定してください。

大雪・雹からの保護

大雪の際にシャッターが果たす役割は、窓ガラスへの積雪荷重の軽減と、落雪からの保護です。屋根からの落雪が窓に直撃すると、ガラスが割れて室内に雪が入り込む被害が発生します。シャッターを閉めておけば、落雪の衝撃を金属製のスラットで受け止めることができ、窓ガラスの破損を防ぎます。特に豪雪地帯では、1階の窓にシャッターを設置することで、冬場の窓周りのトラブルを大幅に減らすことが可能です。

雹(ひょう)については、直径数センチメートルの雹が窓ガラスに直撃すると確実に割れてしまいますが、シャッターがあれば雹の衝撃を吸収・分散して窓を保護できます。雹災は発生の予測が難しく、突然の被害に見舞われることが多いため、日頃からシャッターを設置しておくことが最善の備えとなります。近年はゲリラ豪雨に伴う雹被害が都市部でも増加しており、住宅の窓シャッターの防災価値が再認識されています。雪によるシャッタートラブルへの対応については、関連記事「雪によるシャッタートラブル」もご参照ください。

豪雪地域での実例として、新潟県や長野県などの積雪が多い地域では、1階すべての窓にシャッターを設置することが定着しています。屋根からの落雪時に窓が割れると、修理費用が高額になるうえ、二次被害として室内の結露やカビが発生するリスクがあります。シャッター設置により、こうした連鎖的被害を事前に防ぐことができます。積雪が多い地域では、シャッターの動作不良を避けるため、定期的に積雪がシャッターガイドレールに詰まっていないか確認し、必要に応じて除雪することが重要です。冬季の防災対策としてシャッターを検討される方は、耐寒性と耐雪性を兼ね備えた製品選定が必須となります。

水害・浸水対策としてのシャッター

集中豪雨や河川の氾濫による浸水被害への対策として、シャッターの役割が注目されています。通常のシャッターには密閉性に限界がありますが、近年は浸水被害を軽減するために開発された「止水シャッター」「防水シャッター」が登場しています。これらの製品は、シャッター下端部やガイドレールに止水パッキンを設け、一定水位までの浸水を防ぐ機能を持っています。

一般的なシャッターであっても、完全な止水はできないものの、浸水の勢いを緩和し、室内への水の侵入を遅らせる効果は期待できます。特にガレージシャッターの場合、車両を水没被害から守るために止水性能のある製品を選ぶオーナーが増えています。浸水リスクが高い地域(ハザードマップで浸水想定区域に指定されている地域)では、シャッターの新設時に止水性能を考慮した製品選定をおすすめします。火災保険の水災補償との組み合わせについては、関連記事「シャッターと火災保険について」もご確認ください。

2022年の東日本地域における集中豪雨では、河川沿いの地域で浸水被害が相次ぎました。止水シャッターを備えた住宅では、従来型の窓よりも浸水の進行が遅く、避難時間の確保や被害軽減に役立つ事例が報告されています。ただし、止水シャッターは一定の水位(通常30〜50センチメートル程度)までの浸水に対応した製品が多いため、想定浸水深を確認して適切な製品を選定することが重要です。地域別の浸水リスクについては、お住まいの市区町村が発表するハザードマップで確認できます。また、浸水リスクが高い地域では、定期的にシャッター周辺の通水性を確認し、ゴミなどで塞がっていないか点検することが重要です。

火災時のシャッターの役割

シャッターは火災に対しても一定の防護効果を発揮します。隣家で火災が発生した場合、窓シャッターを閉めておくことで輻射熱(ふくしゃねつ)や飛び火からの延焼リスクを軽減できます。窓ガラスは高温にさらされると割れやすく、割れた窓から火や高温ガスが室内に侵入して延焼が拡大するケースが少なくありません。金属製のシャッターは窓ガラスよりも高い耐熱性を持つため、延焼を遅らせるバリアとして機能します。

ただし、一般的な住宅用・店舗用シャッターは「防火設備」として認定されたものではないため、建築基準法上の防火性能は保証されていません。防火設備として正式に認定されたシャッターは「防火シャッター」であり、一般シャッターとは耐火性能や動作方式が異なります。住宅火災におけるシャッターの役割についてさらに詳しく知りたい方は、関連記事「住宅火災でシャッターの果たす役割」もあわせてご覧ください。

住宅密集地での火災時対応として、シャッターを常時閉めておくことは実際的ではありませんが、火災報知器と連動して自動閉鎖するシステムを導入することで、危機的状況での延焼防止が可能になります。電動式シャッターでこうしたシステムを構築することで、火災時の自動防御が実現します。実際に火災が発生した場合の避難手順としては、身の安全確保を最優先とし、その後にシャッター閉鎖などの対応を行うべきです。隣家からの延焼リスクが高い立地にある住宅では、防火対策としてのシャッター設置を積極的に検討する価値があります。

災害に備えたシャッターの選び方とメンテナンス

防災目的でシャッターを導入する際は、以下のポイントを意識して製品を選びましょう。

選定ポイント

チェック内容

耐風圧性能

Pa値を確認。台風リスクの高い地域は1,600Pa以上を推奨

素材

スチールは強度に優れ、アルミは軽量でサビに強い

電動式の有無

台風接近時に素早く閉められる電動式が安心

止水性能

浸水リスクのある地域は止水シャッターを検討

ロック機構

風圧に耐えるしっかりしたロック機構を確認

地域別の災害リスクに応じたシャッター選定が重要です。太平洋沿岸の台風被害が多い地域では耐風圧性能を最優先に、日本海側の豪雪地帯では耐雪性能を、河川沿いの浸水リスクが高い地域では止水性能を重視すべきです。お住まいの市区町村が発表するハザードマップで、想定される災害のタイプと強度を確認し、それに応じた製品選定を行ってください。

災害時にシャッターが本来の性能を発揮するためには、日常のメンテナンスが不可欠です。ガイドレールにゴミが詰まっていたり、スラットが変形していたりすると、いざという時にシャッターが閉まらない事態になりかねません。半年に1回はガイドレールの清掃と注油を行い、スラットの変形や腐食がないか目視で確認してください。電動式の場合は、停電時の手動切替操作を家族全員が把握しておくことも重要です。台風シーズンの前には、必ず一度シャッターの開閉テストを行い、スムーズに動作することを確認しておきましょう。

まとめ

シャッターは防犯だけでなく、台風・大雪・雹・水害・火災といった多様な災害から住まいを守る防災設備としても大きな価値を持っています。特に台風時の飛来物防止機能は窓ガラスの破損と建物内部への被害拡大を防ぐ効果が高く、近年の災害リスクの増大を踏まえると、住宅へのシャッター設置は有効な防災投資と言えます。災害時にシャッターが確実に機能するよう、日頃からのメンテナンスを怠らないことが何より大切です。

シャッターの新設・交換・修理に関するご相談は、当社までお気軽にお問い合わせください。防災性能を重視した製品選定から設置工事、メンテナンスまで、トータルにサポートいたします。現地調査・お見積もりは無料で承っております。

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付録:本記事で使用した専門用語一覧

用語

解説

耐風圧性能

シャッターが耐えられる風圧の指標。Pa(パスカル)で表示。

飛来物

台風や強風で飛ばされてくる物体。瓦、看板、枝など。

スラット

シャッターカーテンを構成する横長の羽根板。

ガイドレール

シャッター両端の縦レール。スラットの走行を案内する。

止水シャッター

浸水を防ぐための止水機能を備えたシャッター。

輻射熱(ふくしゃねつ)

火災時に放射される熱エネルギー。

防火シャッター

建築基準法の防火設備基準を満たすシャッター。

風圧(Pa)

風が物体に及ぼす圧力の単位。パスカル。

ハザードマップ

自然災害の被害想定を地図上に示したもの。

電動シャッター

モーターで開閉する方式のシャッター。リモコン操作が可能。

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