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トラブル解決 約4分で読めます

停電・災害時に電動シャッターを手動で開ける方法

いざという時に慌てないための手動解除の手順

停電・災害時に電動シャッターを手動で開ける方法

台風や地震による停電、あるいはブレーカー落ちで電動シャッターが動かなくなり、「車を出せない」「店を開けられない」「避難経路がふさがれた」という事態は、災害時に実際に起こります。しかし、多くの電動シャッターには停電時でも人力で開閉できる「手動解除(非常解錠)」の仕組みが備わっています。

本記事では、停電時に電動シャッターが動かない理由から、手動解除のタイプ別の開け方、それでも開かない場合の原因、そして災害に備えた事前準備までを解説します。方法を平時に把握しておくことが、いざという時の安心につながります。

停電時に電動シャッターが動かない理由

電動シャッターは、開閉機(モーター)を電力で動かして開閉します。そのため停電すると電源が失われ、リモコンや壁スイッチを操作しても反応しません。まずは慌てず、次の点を確認しましょう。

  • 本当に停電か(近隣も停電しているか、ブレーカーが落ちていないか)を確認する
  • 分電盤でシャッター用ブレーカーが落ちていれば、上げれば復旧することがある
  • 停電が原因なら、無理にスイッチを連打せず手動解除に切り替える

※ブレーカー落ちの場合は停電ではないため、関連記事「電動シャッターが動かない原因」もあわせてご確認ください。

手動解除の仕組みとタイプ

電動シャッターには、停電・故障時に手動へ切り替えるための機構が用意されています。機種によって方式が異なり、主に以下のタイプがあります。

タイプ特徴主な操作方法
手動切替レバー式レバーでモーターと切り離して手動化レバーを切替→手で開閉
チェーン式シャッターケース脇のチェーンで巻き上げチェーンを引いて開閉
ハンドル(クランク)式専用ハンドルを差し込んで回すハンドルを回転させ開閉
非常解錠キー式専用キーで手動モードに解除キーで解錠→手動操作

自宅・店舗のシャッターがどのタイプかは、取扱説明書やシャッターケース周辺のラベルで確認できます。まずは平時にタイプを把握しておきましょう。

手動解除の主なタイプを並べて示したインフォグラフィック

タイプ別・手動で開ける手順

① 手動切替レバー式

シャッターケースの側面やまぐさ付近にある切替レバー(またはツマミ)を「手動」側に操作し、モーターとの連結を外します。その後、シャッターを手で持ち上げて開けます。切替時に大きな音がすることがありますが、正常です。

② チェーン式

シャッターケースの脇に垂れているチェーンを、開ける方向にゆっくり引きます。勢いよく引くと危険なので、一定のペースで操作してください。

③ ハンドル(クランク)式

付属の専用ハンドルを、まぐさ部分の差込口に差し込み、開ける方向へ回します。ハンドルは普段からすぐ取り出せる場所に保管しておくことが重要です。

④ 非常解錠キー式

専用キーで非常解錠を行い、手動モードに切り替えてから開けます。キーの保管場所を家族・スタッフと共有しておきましょう。

安全のためのNG行為

  • 手動化していない状態で無理にシャッターを持ち上げる(モーターやギアを破損する)
  • 開けたシャッターの下に立ったまま作業する(落下の危険)
  • 解除方法が分からないまま力任せにこじ開ける

手動解除でも開かない場合の原因

手動解除の操作をしても開かない場合、次のような原因が考えられます。

  • 施錠されたまま(サムターン・シリンダー錠を解錠する)
  • スラットやガイドレールの変形・引っかかり
  • バランスバネの劣化で手動でも非常に重い
  • 停電ではなく開閉機・基板の故障(バックアップ電源機種を除く)

これらに該当する場合や、原因が分からず開けられない場合は、無理をせず専門業者へ連絡してください。関連記事「シャッターが上がらない原因と対処法」もご覧ください。

作業員が電動シャッターの手動切替レバーやチェーン部を操作・点検しているシーン

災害・停電に備えるための事前準備

① 手動解除の方法を平時に確認しておく

いざという時に説明書を探す余裕はありません。自宅・店舗のシャッターの手動解除タイプと手順を、家族やスタッフと共有しておきましょう。

② 専用ハンドル・キーの保管場所を決める

ハンドルや非常解錠キーは、停電時でもすぐ取り出せる決まった場所に保管します。

③ 定期点検で手動機構の動作を確認

手動切替機構も経年で固くなることがあります。定期点検の際に、手動での開閉がスムーズかを確認しておくと安心です。関連記事「災害時に役立つシャッターの役割」もご覧ください。

まとめ

停電時に電動シャッターが動かなくても、多くの機種は手動解除で開けられます。方式は切替レバー・チェーン・ハンドル・非常解錠キーなどがあり、まずは自分のシャッターのタイプと手順を平時に把握しておくことが大切です。手動でも開かない場合は、施錠や部品の変形、故障の可能性があるため、無理をせず専門業者へ相談してください。

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付録:本記事で使用した専門用語一覧

用語 解説
手動解除(非常解錠) 停電・故障時に電動シャッターを人力で開閉できるように切り替える機構。
開閉機(モーター) 電動シャッターの駆動装置。巻取りシャフトを回して開閉する。
切替レバー モーターとの連結を外し、手動操作に切り替えるためのレバー。
クランクハンドル 差込口に差して回し、手動でシャッターを巻き上げる専用ハンドル。
バランスバネ 巻取りシャフトに付くねじりバネ。シャッターの自重を相殺し開閉を補助する。
分電盤 住宅・店舗の電気を分岐・管理する盤。ブレーカーが並ぶ。

この記事について

執筆・編集:関東シャッターセンター編集部
運営:関東シャッターセンター(株式会社TYシステムサービス)/東京都新宿区高田馬場2-6-3
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