シャッターは屋外で雨風や紫外線にさらされるため、年月とともに色あせやサビ、塗装の剥がれが進みます。塗り替え(再塗装)は、見た目をきれいにするだけでなく、サビの進行を抑えてシャッターを長持ちさせる大切なメンテナンスです。
本記事では、塗り替えが必要になるサイン、塗装の目的と効果、時期の目安、DIYの可否、塗り替えの流れと費用の目安までを解説します。
シャッターの塗り替えが必要になるサイン
- 全体的に色あせ・くすみが目立つ
- 触ると白い粉が付く(チョーキング=塗膜の劣化)
- 小さなサビ・点サビが出始めている
- 塗装が剥がれ、下地の金属が見えている
とくにサビや塗装剥がれは、放置すると腐食が進み、穴あきや部品交換が必要になることもあります。早めの対処が結果的にコストを抑えます。関連記事「シャッターに腐食を見つけたら?」もご覧ください。
塗り替えの目的と効果
① サビ・腐食を防ぐ(防錆)
塗膜は金属を保護し、雨や湿気による酸化(サビ)を防ぎます。塗膜が劣化するとサビが進みやすくなるため、塗り替えで保護機能を回復させます。
② 美観を回復する
色あせや汚れをリセットし、建物の印象を良くします。店舗であればイメージアップにもつながります。
③ シャッターの寿命を延ばす
サビの進行を抑えることで、本体交換の時期を先延ばしにでき、トータルコストの削減につながります。
塗り替えの時期・目安
塗り替えの周期は、素材や設置環境、前回の塗装の種類によって変わります。海沿いや交通量の多い場所ではサビ・汚れが進みやすく、早めの塗り替えが必要になります。目安として、色あせやチョーキングが出てきたら検討時期です。スチール製はサビやすいため、アルミ製より塗り替え・防錆の重要度が高くなります。関連記事「アルミシャッターとスチールの違い」もご覧ください。
※電動シャッターの場合、頻繁な巻き取りで塗膜がこすれやすい部分もあります。可動部の状態も含めて点検しましょう。
DIYでできる?業者に頼むべき?
小面積の補修塗装はDIYでも可能ですが、シャッター全体の塗り替えには注意が必要です。シャッターは巻き取って開閉する可動部品のため、塗り方を誤ると塗膜が固まって開閉しにくくなる、スラットの隙間が塗料でふさがるといったトラブルが起こります。
塗装DIYのNG・注意
- スラットの重なり部・可動部に厚く塗って開閉不良を起こす
- サビを落とさず上から塗る(すぐ再発する)
- ガイドレールや座板のゴムに塗料を付けて劣化・固着させる
- 高所を無理な体勢で作業して転落する
きれいで長持ちする仕上がりや、可動部への配慮、サビ処理(ケレン)を含めた施工は、専門業者に任せるのが安全で確実です。
塗り替えの流れと費用の目安
業者による塗り替えは、一般的に次の流れで行われます。
| 工程 | 内容 |
|---|---|
| ① 点検・見積り | 劣化状況・サビの程度を確認 |
| ② 下地処理(ケレン) | サビ・旧塗膜・汚れを除去 |
| ③ 下塗り(錆止め) | 防錆塗料を塗布 |
| ④ 中塗り・上塗り | 仕上げ塗料を重ねて塗装 |
| ⑤ 開閉確認 | 可動部に支障がないか確認 |
費用は、シャッターの大きさや劣化の程度、塗料によって変わります。サビが進んで動かなくなると、塗装では直せず部品の交換が必要になることもあります。当社では、墨田区で錆びて開かなくなった約49年使用の2連手動シャッターの片側の中身を交換した施工事例があり、このときの費用は293,216円でした。正確な費用は、現地を確認したうえでお見積もりします。
まとめ
シャッターの塗り替え・再塗装は、美観の回復だけでなく、サビを防いで寿命を延ばす重要なメンテナンスです。色あせやチョーキング、サビ・剥がれが出てきたら検討時期です。小さな補修はDIYも可能ですが、可動部への配慮やサビ処理を含む全体の塗り替えは、開閉不良を防ぐためにも専門業者に依頼するのが安全です。
シャッターの修理・点検・交換のご相談は当社にお任せください。東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県に対応しています。現地調査・お見積もりは無料です。まずはお気軽にお問い合わせフォームよりご相談ください。
付録:本記事で使用した専門用語一覧
| 用語 | 解説 |
|---|---|
| 再塗装(塗り替え) | 劣化した塗装を塗り直し、美観・防錆性を回復させる作業。 |
| チョーキング | 塗膜が劣化し、表面が白い粉状になる現象。塗り替えのサイン。 |
| ケレン | 塗装前にサビや旧塗膜・汚れを除去する下地処理。 |
| 錆止め(下塗り) | 金属のサビを防ぐために最初に塗る塗料。 |
| スラット | シャッターカーテンを構成する横長の羽根板。 |
| ガイドレール | シャッター両端の縦のレール。塗料付着に注意が必要な部分。 |