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防災・防犯・保険 約3分で読めます

強風・耐風圧に強いシャッターの選び方

台風・強風の被害から窓と建物を守るために

強風・耐風圧に強いシャッターの選び方

近年、大型化する台風や突風による被害が各地で報告されています。シャッターは窓や開口部を強風・飛来物から守る重要な設備ですが、風の力に耐えられる「耐風圧性能」が不足していると、シャッター自体が変形・破損してしまうこともあります。

本記事では、シャッターの耐風圧性能とは何か、強風で壊れる原因、耐風圧に強いシャッターの選び方、既存シャッターの補強・対策、そして費用の目安までを解説します。

シャッターの耐風圧性能とは

耐風圧性能とは、シャッターがどれだけの風圧に耐えられるかを示す性能です。風は、シャッターを内側へ押し込もうとしたり、逆に外側へ吸い出そうとしたり(吹き上げ)する力を生みます。この力が耐風圧性能を超えると、スラットが外れる・たわむ・ガイドレールから抜けるといった被害が発生します。強風・台風の多い地域ほど、耐風圧性能の高い製品を選ぶことが重要です。

強風でシャッターが壊れる主な原因

  • 風圧でスラットがガイドレールから外れる・抜ける
  • スラットが風でたわみ、変形・座屈する
  • 吹き上げの力でシャッター下部が持ち上がる
  • 飛来物の衝突による打痕・破損

これらは、耐風圧性能が設置環境に対して不足している場合や、経年劣化でガイドレール・スラットが弱っている場合に起こりやすくなります。関連記事「台風でシャッターが壊れた時の対処法」もご覧ください。

強風がシャッターに与える力と被害のパターンを示した図解

耐風圧に強いシャッターの選び方

① 耐風圧性能・仕様を確認する

製品の耐風圧に関する仕様を確認し、設置地域の風の強さに見合ったものを選びます。強風地域では、より高い耐風性能の製品が推奨されます。

② スラットの強度・厚みと種類

スラットが厚く頑丈なものや、重量シャッターは風に強い傾向があります。用途に応じて、軽量・重量のどちらが適切かを検討します。関連記事「重量シャッターとは?」もご覧ください。

③ 耐風フック・外れ止め機構

スラットがガイドレールから外れにくくする耐風フックや外れ止め機構を備えた製品は、強風時の安心感が高まります。

④ ガイドレールの強度・かかり代

ガイドレールが深く、スラットのかかり代が大きいほど、風でスラットが抜けにくくなります。

既存シャッターの補強・対策

「今のシャッターの強風が心配」という場合、次の対策が有効です。

  • 耐風補強部品の取り付けや、劣化部品の交換を業者に相談する
  • ガイドレール・スラット・座板の緩みや変形を定期点検する
  • 台風前にシャッターを全閉にし、施錠しておく
  • 劣化が進んでいる場合は、耐風性能の高い製品への交換を検討する

台風時のNG行為

  • 強風の最中に外へ出てシャッターを操作・補修しようとする(大変危険)
  • 変形したまま無理に開閉して被害を広げる
  • 半開きのまま放置する(風を受けて破損しやすい)

選び方チェックと費用の目安

選定・相談の際は、次を確認しておくとスムーズです。

確認項目観点
設置地域の風環境台風・強風の頻度、海沿い・高台など
用途・開口サイズ住宅/店舗/工場、開口の大きさ
耐風圧性能・仕様地域に見合った性能か
外れ止め・補強機構耐風フック等の有無
既存の劣化状況補強で足りるか、交換が必要か
作業員がシャッターのガイドレールやスラットを点検しているシーン

費用は、シャッターの種類や大きさ、傷み具合によって変わります。当社では、文京区で強風の飛来物でレールが凹み途中で止まるようになった店舗の手動シャッターを新しいシャッターに取り替えた施工事例があり、このときの費用は385,000円でした。また、戸田市で強風で支柱が倒れかけた約40年使用のガレージシャッターを軽量手動シャッター2連に取り替えた施工事例では763,400円でした。正確な費用は、現地を確認したうえでお見積もりします。強風・台風による破損は、火災保険の風災補償の対象になる場合があります。関連記事「シャッターと火災保険について」もご覧ください。

まとめ

強風・台風に強いシャッターを選ぶには、耐風圧性能の確認、スラットの強度、耐風フックや外れ止め機構、ガイドレールのかかり代がポイントです。既存シャッターは、補強部品の取り付けや定期点検、台風前の全閉・施錠で被害を減らせます。設置地域の風環境に見合った性能かどうかを、専門業者に相談して確認しましょう。

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付録:本記事で使用した専門用語一覧

用語 解説
耐風圧性能 シャッターが風圧にどれだけ耐えられるかを示す性能。
吹き上げ 風がシャッターを外側・上方へ吸い出すように働く力。
耐風フック(外れ止め) 強風時にスラットがガイドレールから外れにくくする機構。
かかり代 スラットがガイドレールに掛かっている深さ。大きいほど抜けにくい。
座屈 スラットが風圧や衝撃でくの字に折れ曲がる変形現象。
重量シャッター 工場・物流施設などの大型開口部に使われる頑丈なシャッター。

この記事について

執筆・編集:関東シャッターセンター編集部
運営:関東シャッターセンター(株式会社TYシステムサービス)/東京都新宿区高田馬場2-6-3
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